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流浪男児5人 ゴミ箱の中で窒息死

2012年11月20日

 【新唐人2012年11月21日付ニュース】中国貴州省畢節(ひっせつ)市で16日、10歳前後の男の子5人が工事現場付近の大型ゴミ箱の中で死亡しているのが発見されました。当局は18日、5人は寒さをしのぐためにゴミ箱の中で火を焚いたと見られ、一酸化炭素中毒になり死亡したと発表しました。このことは中国でも波紋を広げています。

 
11月16日早朝、廃品回収の女性が、高さ150cm、幅130cmの大型のゴミ箱の中で男の子5人が死亡しているのを発見。
 
男児5人は、以前近くの工事現場でも目撃され、プラスチックシートやコンクリートのブロック、ベニヤ板などでテントを作って一緒に住んでいたそうです。数日前はゴミ箱から古びたボールを拾ってきて、遊んでいたそうです。
 
当局は、5人は寒さをしのぐためにゴミ箱の中で火を焚いたのが原因で、一酸化炭素中毒になり、死亡したと発表。
 
中国の“新京報”は“路上に凍死の骨あり”と今回の事件を形容し、男児らはゴミ箱の中で寄り添って死んでいくとき、“マッチ売りの少女”と同じ夢を見たのだろうかと疑問を投げかけました。
 
ネットユーザーらも同情を示すと共に、わずか10歳で路上暮らしをしているとことは、きっと農民工の子供―留守児童に違いないと推測しています。ネット上の書き込みを見てみましょう。
 
“彼らの親は都市建設のために骨身を削って働いても、彼らの生活は金持ちのペットにも及ばない”
 
“中国社会の現状を眺めると、裕福な者は脂が流れ出るほど肥えていても、貧しい者は痩せて血が流れ出るほどだ。それでも寄生虫のような官僚を養わなければならない”
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
 
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)
 

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